世にトラブルの種は尽きまじ。先日、このBoiled Eggs Onlineのフロントページに、もくじ用の画像が表示されないという事件が起こった。というか、事実があることが判明した。林信行氏のメールに、MacPowerの編集長(私も一応存じ上げております)が見ようとしたら、ネットスケープ3.0のブラウザではもくじのところが全然見られない、とあったのである。
驚いたのなんのって。理由はふたつある。ひとつは、当然ながら考えもしないことだったからである。ふたつめは、天下のMacPower編集長ともあろうお人が、いまだに3.0を使っているという事実が、ある意味でぼくには衝撃的だった。
いまどき、MacPowerの付録のお皿にだって4.0日本語版が入っているのである。3.0が安定しているという事実はぼくも知らないではないが、編集長の場合はあえて(これは推測の域を出ないわけだが、おそらくは、あえて)1年以上も前のブラウザを使っているのだと思う。それにしても、もしそれが事実なら、ぼくが思う以上に世間一般の人は3.0を使いつづけているにちがいないのである。
こいつは一大事。虚をつかれた。意味もなく新しもの好きの小生などは、試用版のときから4.0に切り替えていたので、3.0のことはすっかり記憶の埒外にあったのだ。で、あわててハードディスクのどこかにしまってあった3.0を引っぱりだして見てみると、たしかにもくじはどこにもない。これではせっかくの林氏の原稿も三浦氏の原稿も、ないも同然である。
という次第で、深夜、突貫工事を始めるはめになったのだが、見えない理由がはてわからぬ。いろいろ調べてみると、3.0ではレイヤータグを認識しないのが原因らしく、Dreamweaverでテーブルタグをどんどん使ってゆくと、どうしてだか勝手にレイヤータグが頭についてしまうのだ。つーことは、ほぼすべてのページにわたっておかしな現象が起きていることになる。いやはや、目も当てられない惨状とはこのことだった。
私はこのときとても忙しく、疲れていた。深夜に突貫工事などできる体力も知力も残っていなかったので、惨状をほったらかして、泣く泣く寝ました。ごめんなさい、林氏、三浦氏。それに、編集長(な〜んにも見えないのだから、さぞ驚かれたであろう)とアクセスしてくださった3.0の方々。
翌日の深夜、すべてのページをほぼフィックスできたが、世の中というもんがいかに広く深いかということをあらためて考えさせられる事件だった。要するに、見識をもつ編集長とただただ浅薄なウェブマスターという悲しい図式がここに浮かび上がる結果となったのである。
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その林信行氏だが、ただいま体調悪し。ここ数週間、不明熱に悩まされているという。「最近では平熱が7度5分になったと思うことにした」との悲惨さだ。仕事のしすぎが原因とぼくなどは心配しているのだが、無謀にももうひとつ連載をお願いしてしまったのはいけないことだったろうか。
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一方、三浦しをん氏の近況だが、盆踊りの面々と箱根旅行を敢行したとのこと。「盆踊りの面々」とは何か。それはきかないでほしい。私も知らないから。原稿は比較的順調にいただいております。
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近々、さらなる新連載を計画中。今後は3.0使用の方々にもアクセス可能なページを目指す。
PS. お恥ずかしい話だが、その後、Dreamweaverにはレイヤータグをテーブルタグに、スタイルシートをHTMLマークアップへと変換する機能がちゃ〜んとついていることが判明した。関係各位に、不明をお詫びする。
(murat)■
ウェブマガジンとしての本格稼働は来年1月からとしてあるのだが、少しずつ連載を始めてゆくことにした。原稿が入り出すと、矢も盾もたまらずエディットしたくなる。エディットすれば、すぐにアップしたくなる。染みついた編集者気質と、持って生まれた気短さとが相まって、予定より2カ月も早く始動してしまった。(同僚が目を白黒させている。誰か止めてくれない?)
いただいた原稿が面白ければなおのこと。連載第1号は三浦しをん氏の「しをんのしおり」に決定したが、ぼくはこれを腹を抱えて読みました。しかし、どれほど奇想天外なエピソードであっても、フィクションではないのである。毎週日曜日の掲載予定なので、どうか楽しみにしてほしい。
Boiled Eggsが自信をもってお贈りする現役女子大生の有力新人に、ぜひ励ましのメールなどいただきたいものだが、しをんさんの現在のメールアドレスはどうやらお父様のアドレスらしいのね。そんなわけで、しをんさんへのメールはBoiled
Eggs宛てにください。いやがらせのメールなら、お断りしますが。
ではさて、気になる連載第2号とはなにか? じつは、コンピュータ業界広しといえども、これほど博覧強記の若手はいないという某有名ライターによる超強力なエッセイが予定されているのである。しかし、一方では、この方ほど毎月締め切りに追いまくられている人もいないというのが実情で、果たして締め切りまでに予定どおり原稿をいただけるものなのか、どうなのか。
大いなる不安を抱きつつ、期して待たれよ。見返りは大きい。
(murat)■