本Boiled Eggs Onlineの読者で、いまロンドンの某大学で国際政治学の博士論文に取り組んでいる林真由美さん(それにしても林姓の方が多いようで)から以下のようなリポートをもらった。Rumorsとも連載記事とも特段の繋がりはないが、いかにもイギリスらしいこういう話がぼく自身好きなので、紹介しておく。
*
先日寮のキッチンで、炊飯器、フライパン、なべ、包丁などなどを盗まれました。以下は私が寮のofficeへclaimのために出向いたときのやりとりです。
英国での交渉のコツは、
1.文書にすること。topあての手紙で。
2.送り付けるのでなく持参するとよい。送付ではもみ消されてしまう。
3.責任者と直接話す。下に話しても埒が明かない。
4.決して怒らない。怒った方が負け。
最初、応対に出てきた女の子に「managerと話がしたい」と告げたら、「今いないわ」との返事。 ところが、manager氏はその1分前に私の横を通り過ぎて、後ろで喋ってるではないですか。
なめるなよ>凸(-_-)(ふぁっきゅー、と読む。下品ですみません)
ここはしかし、落ち着きはらって、「こういうことなんだけど」と手紙をみせたら、女の子は読んで顔色を変え(ほんとにさっと変わったのはおかしかった)、「ちょっと待って」とmanager氏を呼びに行きました>最初からそうしろってば。
で、ようやくmanager氏にofficeの中に招き入れられたのですが、彼もなんだか顔色が変。問題が起こったのがいやなんだろうなぁ。あれこれやりとりしたあとで、
「こんなこと知らなかった」
あれ? flatmateも盗られてて、皆claimしたって聞きましたけど。
「きっと同僚が聞いたんだろうけど、私は知らなかった。Now I Know」
まぬけな台詞。日本以上に責任逃れが上手いですからね、連中は。でも、flatmateも文章にはしていないのでしょう。
なんだか、claimの仕方だけは妙にうまくなりました。(去年は、税金の取戻しも成功。寮費4ヶ月分をget!)
次はflatの壊れている電話についてclaimしなきゃ。
manager氏に言ったら、「電話会社と交渉して」だって。
しまった! こっちも文書にしとくんだった。
Written by Mayumi Hayashi(Ms.)
先日、びっくりすることがあった。福永京美氏の「ベンチャーなんか怖くない」第5章の原稿のことだが、これがぼくの計算ではなんと、たった50分弱で書き上げられたようなのである。400字詰め原稿用紙の枚数に換算して5枚ということは、1枚400字を10分弱で書いたことになる。
別にその場にいて督促していたのでわかったわけではなく、メールの時間から以上のことが判明した。どういうことかというと、じつはこの第5章原稿の締め切りはもともとが今日2月1日だったのである。
それでその旨を知らせる督促メールを先週福永氏宛てに出したところ、福永氏からは、「週末の3日間は会議で缶詰め。ということは今日明日中に書けとおっしゃるのね!」とドスのきいた返答が返ってきた。それが13時42分。そこからきっかり50分後の14時32分に原稿が届いたのである。
予定より5日も早くアップロードされたのには上記のようなわけがあったのだが、このときはさすがにわが目を疑った。だいたい今、たったこれだけ書くにもすでに30分以上経過しているぼくのような人間からは想像もできない早業だった。ご当人は「とりあえず提出期限に間に合わせた学生のレポート提出みたい」と謙遜なさるのだが、世の中にはこういう才媛もいるというお話。
一方、現役学生の三浦しをん氏はどうかといえば、こちらは一日中ゴロゴロして「小野不由美の『屍鬼』を読んで、「怖い」と泣きそうになっている」らしい。しかし、今回の場合にかぎり、三浦氏は学校やバイトをサボって家でぶらぶらしているということでは決してないのである。一日中ゴロゴロせざるを得ない理由については、ぼくの口からは言えない。今週の「しをんのしおり」にそれは書かれてある。
受験生を始め、皆さまにおかれましても、時節柄ご自愛いただきたく。