Boiled Eggs をめぐって
展開するあらぬウワサ…

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2月17日水曜日

あれは何年前だったかな、『IT』を読んだのは。ずっと手もとにはあったものの、上中下巻、あまりのぶ厚さに逡巡し、そのままにしていたのが、インフルエンザ・ウイルスでダウンしたのをさいわい、ベッドのなかで読みふけった。一日一冊、三日かかったが、三日めに、心配した会社の上役から電話がかかってきた。

この月曜の午後あたりから、突然気分が悪くなり、ダウンした。遅ればせながら香港A型インフルエンザ・ウイルスに感染したらしい。モニターに向かっていると、胸がむかむかして、頭がくらくらする。先週から読み始めていた小野不由美『屍鬼』をかかえて、ベッドにもぐりこんだ。前から持っていたのだが、読み時が見つからずそのままにしていたのも、ベッドにもぐって読むのも『IT』と同じだ。

上巻も厚いが、下巻はもっと厚い。腕が痛くなって、しかたなく起きだし、ときおり椅子に座って読む。いま下巻の途中までだが、大丈夫なのだろうか。というのは、『IT』の場合は最後に姿を現すモンスターが拍子抜けで、ああやっぱりアメリカ人だよな、という即物的な終わり方をしたからだ。こんな怪物のために三日も費やしたと思うと、いささか腹が立たぬでもなかった(おかげでいい気晴らしになったことはさておき)。

小野不由美も下巻に入って、なにやらいやな予感がしてきた。これでもし『IT』と同じなら、わしは怒るかもしれない(いい気晴らしになっていることはあくまでさておき)。いやな予感がはずれてくれることを祈りつつ先を急ごう。

それはともかく、香港A型である。今日中にはなんとかしておかないと、明日の幕張行きに支障が出る。スティーヴ・ジョブズのキーノートは結局ZD TVが中継することになったようだし、イベントホールは今日の午後から厳戒態勢でリハーサルが行われるという噂も聞こえてくる。ここはやはりコンシューマー・ポータブルの発表があるのではなかろうか。という楽しみもあるが、スティーヴ・ジョブズの実物が見られるというめったにないチャンスなのである。こんなにミーハーでよいのかとも思うが、取材で来る人のなかには似たような動機の人も多いのではないかな。

幕張行きにはもう一つ目的がちゃんとある。現地である著者と落ち合い、企画の打ち合わせをする約束なのである。取材をこなし(ってほとんど遊びだが)、企画の打ち合わせまで済ませるには、(幕張は遠いことだし)体力がいる。ここはなんとしても香港A型を退治しておかねばならない。

書いていて、ふらふらしてきた。ベッドにもぐりこんで、続きを読もう。

そうそう、三浦しをん氏は予定どおり、今日から「金城武とのアバンチュールを楽しんでくる」そうだ。次回は台湾から現地リポートが送られてくるかも。

 

2月14日日曜日

金曜日、某新聞社の記者が取材に見えた。出版界やウェブをよく知った方で、話がはずんで楽しかったのだが、面白いのは、その新聞記者氏が自分のホームページをもっていて、その日の夜には、取材の模様をページにアップしていることだった。

フットワークの軽さは新聞記者ならではともいえるが、もちろんこれは新聞記事になるよりも早い。しかも、独特の文体をお持ちで、そのセンテンスの長いユーモラスな文体に馴染むと、それが快感になってくる。新聞用文章のアンチテーゼともいえるウェブ用文体なのだ。

商用サイトでも毎日更新は苦しいものだが、それを3年間、かかさず毎日更新し続けているのである。「すごいですね」と言ったら、「暇なんですよ」と謙遜なさっていた。「今様日記文学」なるジャンルがあれば典型の一つに選ばれてもおかしくない力作ページだと思う。

じつはこの方のページは以前から知っていた。名前というのは言われるまで不思議と結びつかないもので、わかって読むとまた面白い。 「リウイチのホームページ」といえば、ああなるほどという方は多いだろう。日記ページはこちらにある。

記者氏にはいま制作中のページを見せた。明日月曜にはみなさんにもお目にかけられると思う。例の新連載のページです。

 

2月10日水曜日

台湾強化月間、真っ最中の三浦しをん氏は、予定どおりなら来週から約一週間憧れの地に飛ぶ。「金城武に思いを馳せ、挨拶は北京語で」と傍目にも楽しそうで、しばらく海外と縁のない生活の小生としてはうらやましい。

来週といえば、幕張にAppleのスティーヴ・ジョブズが来る。取材をかねて、当然キーノートを聞きに行くつもりだが、実物を見られるのが今から楽しみだ。ひょっとして、この心理って、しをん氏の金城武と同じだったりする?

先週は、福永京美氏が「日経に出てましたね」だったが、名前が違っていたので、お気づきになった方はいなかったかもしれない。詳しく教えられないのが残念。

ただいま、新しい著者と新連載について打ち合わせ中。うまくいけば週明けにもごらんいただけると思うので、お見逃しなきよう。

(murat)

 
 
 
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