ボイルドエッグズ発 最新刊
タイトル:死神を祀る
著者:大石大
出版社:双葉社
発売日:2022年5月19日
定価:本体1,800円+税

  装画:栗城由香 装幀:小川恵子(瀬戸内デザイン)


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作品紹介

「幸福な死」を選べるとしたら、あなたはどうしますか?

東北のあるさびれた街に、毎日欠かさずお参りすると、30日が過ぎたとき、この世のものとは思えぬ快楽とともに死を迎えることができる神社があるという。それを体験した人物の日記がネットで拡散し、幸福な死を求めて、さまざまな事情を抱えた人たちが街に集まってくる。街は皮肉にも活気を取り戻すのだが……。

死にたい人たちの人生と、街をよみがえらせたい人たちの思いが交差する、意欲あふれる連作短編集!

  目次:
 第一話 私の神様
 第二話 死が二人を分つまで
 第三話 ゆがんだ顔
 第四話 テルミ&ルイ
 第五話 封印された民話
 第六話 死者でよみがえる街
 エピローグ とある居酒屋にて

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著者コメント

 東北のとある街に、三十日間参拝を続けると、この世のものとは思えないほどの恍惚を感じながら死ぬことができる神社がある——そんな噂を聞きつけ、さまざまな人が神社を訪れます。
 妻の病が悪化する前に、ともに人生の幕を閉じようとする老夫婦。参拝三十日目の朝になぜか首つり自殺をした男。認知症の母を神社に連れていくかどうかで悩む息子。本当に死ぬべきなのか悩みながらも、神社に通い続ける人々。「死神」を祀ると言われる神社の謎を解き明かそうとする記者。そして、死にたい人たちによって活気を取り戻す街の人々の葛藤。
 生と死の狭間で揺れる、人生最後の三十日を巡る物語を、どうぞお楽しみください。

☞ COLORFUL/大石大『死神を祀る』についての特別寄稿「命綱」
☞ 今月のゆでかげん/大石大「『死神を祀る』のこと」
著者紹介

1984年秋田県生まれ。法政大学社会学部卒業。『シャガクに訊け!』で第22回ボイルドエッグズ新人賞を受賞(2019年2月1日発表)。受賞作は光文社から2019年10月刊行。第2作は「小説推理」(双葉社)に連載ののち、2021年5月、双葉社より単行本として刊行。「小説宝石」2020年12月号(光文社)に短篇「バビップとケーブブ」が掲載。『死神を祀る』は単行本第3作となる。

『死神を祀る』レビュー
 

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