3時のおやつ ふたたび
松井今朝子、小路幸也、徳永圭ほか(計30人)
ポプラ文庫
2016年2月刊
定価・本体580円+税
とっておきの思い出をめしあがれ。
小学生のとき大好きだったおやつ、初めて作ったクッキー、いまハマっているスイーツ……おやつの思い出は本当に人それぞれ。自分だけの「おやつの記憶」を語るエッセイアンソロジーの第2弾! 30人分のなつかしくておいしい時間がたっぷり味わえます。
文庫オリジナル。
おとめの流儀。
小嶋陽太郎
ポプラ社
2015年11月刊
定価・本体1500円+税
凛々しくキュートな、なぎなた少女の青春物語
中学生になったばかりのさと子が入部したのは、全国でも珍しい「なぎなた部」。凛々しい美人だけどかなり変わり者の2年生・朝子さんしか部員はおらず、さと子は部員集めに奔走する。なんとか急造したへっぽこなぎなた部は部長の朝子さんの独断で、思わぬ相手と闘うことに。 一方、変わり者といえばお母さんもだ。「どうしてうちには、お父さんがいないの?」と聞いても、「オトウサン? 何それ?」とトボけるばかり。でも中学生になったから、もう騙されてあげられない。さと子の13年の人生をかけた闘いが始まる。
俊才が放つ、青春小説の新たなる傑作! ⇨おとめの流儀。特設サイトへ
XY(エックスワイ)
徳永圭
角川書店
2015年7月刊
定価・本体1600円+税
愛していれば、何をしても許されるのだろうか。
専門商社に勤める宗谷聡子は、生きることに疑問を抱き、淡々とした毎日を過ごしていた。しかし、弁理士の堂島との劇的な出会いが聡子を変えていく。この人とずっと一緒にいたい、そう思い募るなか、聡子は堂島の隠された秘密を知ってしまう。湧き上がる疑念と焦燥。やがて彼に海外勤務を告げられ、絶望に沈んだ聡子は許されざる禁断の行為に出ることを決意する――。ふたりの運命が描く道は、XかYか。強くも儚い男女の執念を描いた、ひりつくような愛憎サスペンス。前代未聞のどんでん返しが待つ、本年度最大の問題作!
火星の話
小嶋陽太郎
角川書店
2015年4月刊
定価・本体1400円+税
大人になったら、彼女は帰ってしまう。
私の本当のおうちはとっても遠いの。それは地球の裏側よりももっと遠く、人類が持てる技術をすべてつぎ込んでやっと到達できるくらいの場所。でも、大人になったら帰らなきゃいけない。十八歳の誕生日には火星に帰らなきゃ――転校してきた佐伯さんは、まわりから頭のおかしな人と思われていた。でも、僕はそんな彼女のぽつんとした背中が気になってしかたがない。サインコサインタンジェント——夏休みの補習で、先生が呪文を唱えると、世界はぎゅるぎゅるぎゅると回り出した。コジマ・マジック炸裂! デビュー2作目にして、早くもフシギ青春小説の金字塔!
気障でけっこうです
小嶋陽太郎
角川書店
2014年10月刊
定価・本体1300円+税
第16回ボイルドエッグズ新人賞受賞作!
女子高生のきよ子が寂れた公園で出会ったのは、地面から首だけ生えた“おじさん”だった。男はなぜおとなしく穴に埋まっているのか? きよ子は男を助け出そうとするが、その途中で車にはねられ病院へ。意識を取り戻したきよ子の前に、公園に埋まっていたあの男が突然現れて……!? 笑、涙、謎、友情。大切なこと、みんな幽霊が教えてくれた。史上最年少受賞の現役大学生作家が描く、極上の青春小説。

⇨『気障でけっこうです』特設サイトへ
この部屋で君と
朝井リョウ、徳永圭、越谷オサム、飛鳥井千砂、坂木司、吉川トリコ、似鳥鶏、三上延
新潮文庫NEX
2014年9月刊
定価・本体590円+税
同じ鍵を持つ、ふたり。だけど心は——。
誰かと一緒に暮らすのはきっとすごく楽しくて、すごく面倒だ。「いつかあの人と同じ家に住めたらいいのに」「いずれこの二人暮らしは終わってしまうんだろうか」それぞれに想いを抱えた腐れ縁の恋人たち、趣味の似た女の子同士、傷心の青年と少女、出張先の先輩と後輩、住みついた妖怪と僕......気鋭の作家8名がさまざまなシチュエーションを詰め込んだひとつ屋根の下アンソロジー。
祟りのゆかりちゃん
蒲原二郎
幻冬舎文庫
2014年4月刊
定価・本体730円+税
神様仏様、ひどすぎます!
六本木の片隅にある寺で働く由加里は、一生懸命だけど空回りしがちな女の子。おかげで就活に失敗し、顔はいいが口と性格の悪い住職にこき使われる毎日。さらにひょんなことから一生彼氏ができない祟りまでしょいこむハメに……。これを逃れるには108人の悩みを解決しなければならないが、はたして由加里にできるのか!? ドジっ子巫女(ただしバイト)の運命はいかに!? 仏閣系青春コメディー、ついに文庫化!
解説:内田俊明
その名もエスペランサ
徳永圭
新潮社
2014年3月刊
定価・本体1700円+税
ボイルドエッグズ新人賞作家の、お仕事小説を超えた
生き方小説!

本郷苑子29歳、黒ぶち眼鏡、生真面目、独り暮らし、日課は通い猫のエサやり。めざすは「派遣のプロ」だったが、新たに向かった派遣先は……英文事務のはずが、作業服(きな粉おはぎ色)の部品係兼務だった。なぜかトラブルを喜ぶチャラ男、枯れてない仙人やいびりの鬼に囲まれ、初の海外プロジェクトの一員に!?——こんな工場から「希望(エスペランサ)」は生まれるのか? 第2作『片桐酒店の副業』で「この著者、ただものではない」「文章から滲み出る苦味と渋み、読後の清涼感は新人作家とは思えぬハードボイルド」と評判を呼んだ大型女性作家の渾身作、いよいよ登場!

小さいおじさん
尾﨑英子
文藝春秋
2013年10月刊
定価・本体1600円+税
出版界初! 競争入札方式により落札・刊行された第15回ボイルドエッグズ新人賞受賞作!
あなたには、見えますか? 設計士として仕事と向き合いながらも、親との関わりに悩む曜子。結婚、出産を経て平穏な日々を過ごすも、何か満たされぬ紀子。優雅な実家暮らしだが、人に言えない「秘密」を抱える朋美。仕事、家族、恋愛——30代を前にそれぞれの悩みを胸に同窓会で再会した3人の人生が交錯するとき、そこには神社に潜むという、あの不思議な小人がいて??? 女性として、人として、生きることの喜び、哀しみを瑞々しく描いた大型新人の鮮烈なデビュー作!
⇒文藝春秋/担当編集者からひと言

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