放課後ひとり同盟
小嶋陽太郎(こじま・ようたろう)
集英社文庫/2021年3月刊
定価・本体560円+税
いま、ほんとうに、こんな本がほしかったんだ。——翻訳家・金原瑞人
「なにか護身術習えば?」痴漢に遭った女子高生の林は、友人にそう提案されるがまま、パルコの屋上にいる「蹴り男」に会いに行く。その男は、降ってくる不幸を阻止するために、空に向かって蹴りを続けていると言うが……(「空に飛び蹴り」)。離婚寸前の両親、心と体の性別の不一致、永遠に叶わぬ恋。どんな悩みの中にいたって、きっと味方はいる。この本はきっとあなたの味方になる。傑作・青春連作短編集!(解説・藤田香織)
ホテルメドゥーサ
尾崎英子(おざき・えいこ)
角川文庫/2020年12月刊
定価・本体720円+税
フィンランドの森でこの物語を読んだら、新しい自分が見えてくる予感がした。——もたいまさこさん、しみじみ共感。
フィンランドの森にたたずむ素朴なホテルには、「異次元へのドア」があるという噂がある。ここで出会った日本人4人は、人生をやり直したいと切実に願っていた。殺人を犯して怯える男、居場所が見つからず悩む女、死んだ妻に会いたい男、子育てを終え自分と向き合う女。ここではないどこかへ本当に行けるとしたら、どうする? 揺れ動く4人が出した答えとは——。人生は、ままならないけれど、愛おしい。大きな肯定感に包まれる物語。(『くらげホテル』改題。解説・瀧井朝世)
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