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ザ・万遊記 |
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万城目学 |
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集英社 |
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2010年4月刊/四六判ソフトカバー/本体1,200円 |
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万城目学が、世界を日本を駆けめぐる。北京で五輪を堪能し、ロンドンでサッカーの醍醐味を味わい、バルセロナで不遜にもピカソに共感!? 全国の湯治場でアキレス腱のリハビリに励み、国会議事堂で大物代議士をちらり見する。
世界のあちらこちらでの驚きや感動を綴る、全編、摩訶不思議なマキメ・ワールドが全開の第2エッセイ集。 |
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鹿男あをによし |
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万城目学 |
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幻冬舎/幻冬舎文庫 |
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2010年4刊/文庫判/本体686円 |
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大学の研究室を追われた二十八歳の「おれ」。失意の彼は教授の勧めに従って奈良の女子高に赴任する。ほんの気休めのはずだった。英気を養って研究室に戻るはずだった。渋みをきかせた中年男の声で、鹿が話しかけてくるまでは。「さあ、神無月だ――出番だよ、先生」。彼に下された謎の指令とは? 古都を舞台に展開する前代未聞の救国ストーリー!
直木賞候補、本屋大賞ノミネート、テレビドラマ化、20万部突破のベストセラー、文庫化。
解説:児玉清 |
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スタートライン 始まりをめぐる19の物語 |
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小川糸、万城目学ほか |
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幻冬舎/幻冬舎文庫 |
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2010年4刊/文庫判/本体495円 |
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彼の浮気に気づいた花嫁、急に大人になった少女、別れ話をされた女、妻を置いて旅に出た男……。何かが終わっても「始まり」は再びやってくる。「変わりたい」「やり直したい」と思った瞬間、それがあなたのスタートライン。恋の予感、家族の再生、衝撃の出会い、人生の再出発——。日常に訪れる小さな「始まり」の場面を掬った、希望にあふれる掌編集。
万城目学初の掌編「魔コごろし」を収録する文庫オリジナル。 |
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三四郎はそれから門を出た |
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三浦しをん
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ポプラ社/ポプラ文庫 |
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2010年4刊/文庫判/本体580円 |
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「オシャレの追求に励むのは来世にまわし、今生では思うぞんぶん読書しようと思う。……世の中にこんなに本があるのに、顔なんか洗っている場合じゃない」(文庫版あとがき)
筋金入りの活字中毒者・三浦しをんによるブックガイド&カルチャーエッセイ集、待望の文庫化。 |
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天国旅行 |
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三浦しをん |
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新潮社 |
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2010年3月刊/四六判ハードカバー/本体1,400円 |
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ずっと一緒にいられるって、本当に? きみに心を見せられればいいのに。
同居する妻の両親の介護に追われ、会社では早期退職をそれとなく勧められ、ほとほと疲れたと思っているところに、息子がバイクで幼稚園児をはねた。何もかもが煩わしくなった中年の男が逃げだしてきた先は、富士の樹海。しかし、自殺に失敗したところに、息子のような歳の男が現れる。この青年は何者なのか、森の奥で一体何をしていたのか。
死を決意した男の身に起こる不思議な出来事を描いた「森の奥」ほか、全篇が命を賭して結ばれた相手への手記として綴られた「遺言」、一家心中で生き残った少年のその後を描く「SINK」など、「心中」を共通のテーマに、かつてない斬新な切り口で紡がれた七篇を収める珠玉の短篇集!
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鹿男あをによし(3) |
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原作・万城目学 漫画・梶原にき |
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幻冬舎コミックス |
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2010年3月刊/B6判ソフトカバー/本体590円 |
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「世界を救うんだ、先生!」サンカクを絶対に取り戻す! 滅亡へのタイムリミットが迫るなか、新人教師・小川率いる奈良女学館剣道部は運命の大和杯に挑む。万城目学原作・20万部突破の大ベストセラー&直木賞候補作、驚天動地のコミック化、完結巻! |
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オカルトゼネコン富田林組 |
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蒲原二郎 |
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産業編集センター
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2010年3月刊/四六判ソフトカバー/本体1,200円 |
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第10回ボイルドエッグズ新人賞受賞作!
株式会社富田林組——俺はそのいかめしい名前が刻みこまれた、むやみやたらと黒光りしている巨大ビルを、まるで蟻が人間を見上げるかのように仰ぎ見た。バカだバカだと言われ続けてきたこの俺が天下の大手ゼネコン「富田林組」に入社できたのはまさに奇跡としか言いようがない。ひとも羨むバラ色のサラリーマン生活が待っている……はずだったが、待ちかまえていたのは恐怖と理不尽の「業務命令」だった! 嗚呼(ああ)、神様でも仏様でもなんでもいいです。俺を、俺を、この会社からリストラしてください! 天下の大手ゼネコン「富田林組」の秘密、そして俺こと田中たもつ22歳を待つ運命とは!? 抱腹絶倒、前代未聞のリーマン・ショック小説!
(注:リーマンは破綻して世界中に迷惑をかけた某投資銀行のことでなく、サラリーマンの略。新入社員が悲惨な目に遭う小説) |
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桃色トワイライト |
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三浦しをん |
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新潮社/新潮文庫 |
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2010年3月刊/文庫判/本体514円 |
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生まれて初めての合コンで『新撰組!』を語る。クリスマスイブに実家でイモの天ぷらを食す。非常にモテる男友だちの失恋話に相槌を打つ——思わず自分でツッコミを入れてしまう微妙さに懊悩しつつ、それでもなぜか追求してしまう残念な感じ。異様にキャラ立ちした家族や友人に囲まれ、若き作家は今日もいろいろ常軌を逸脱中。爆笑と共感がこみ上げる、大人気エッセイの文庫化。
解説:岸本佐知子 |
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かのこちゃんとマドレーヌ夫人 |
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万城目学 |
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筑摩書房/ちくまプリマー新書 |
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2010年1月刊/新書判/本体860円 |
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第143回直木賞候補作!
かのこちゃんは好奇心旺盛な小学校1年生の女の子。お父さんとお母さんと、年寄りの柴犬・玄三郎と一緒に暮らしている。ある日、玄三郎の犬小屋にアカトラの猫が迷い込んできた。かのこちゃんによって、マドレーヌと名付けられたその猫は、なぜか玄三郎と言葉を交わすことができて……。マドレーヌ夫人と玄三郎の種を超えた愛。新しい世界に出会い、初めて味わう感情に戸惑いながら、おとなへの一歩を踏み出すかのこちゃん。ささやかな日常にひそむきらきらのワンダーを猫や女の子の目線でていねいに描き出す、天性のストーリーテラー・万城目学の第2章! 最新書き下ろし長編! |