瞠目の青春部活小説
タイトル:八秒で跳べ
著者:坪田侑也
出版社:文藝春秋
発売日:2024年2月10日
定価:本体1,700円+税

  カバーイラスト:スカイエマ カバーデザイン:永井翔 題字:藤原有敬


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作品紹介

明鹿高校バレー部・宮下景
✖️
漫画家志望の女子・真島綾

ふたりが出会った夜、何かが変わり始める。

春高バレーの予選まであと数日。宮下景が所属する明鹿高校男子バレー部は、6月のインターハイ予選で初めて県の準決勝まで進んだ。チームを引っ張るのは、2年生のエース・置久遊晴。「いまのチームなら全国も目指せる」と、夏に敗れた全国常連の強豪校・稲村東と戦うことになるはずだった。

だが……あの時、ネット越しに見えた相手の顔はよく覚えている。まずい、と思ったときにはすでに体勢が崩れ、足首から下が、ぐにゃりと曲がっていた。勝負の稲村東戦へ代わりに出場にすることになったのは、中学時代からのクラスメイト北村だった。あの日から、何かが狂いはじめる。

一方、怪我をする前夜、景は高校のフェンスを乗り越えようとしていた女子・真島綾に驚いて自転車から転び、足首を痛めていた。そのことに責任を感じているらしい真島に、景はバレー部のポスターを依頼し、連絡を取り合うようになる。だが、真島綾には、実は親友にしか明かしていない秘密があった……。

景のそばにいつもあったバレーボール、真島のそばにいつもあった漫画——楽しくて、夢中になって続けてきたはずなのに、いつから苦しくなってしまったんだろう。自分の居場所が見つけられず、前に進めずにいるふたりの想いは交差しながらも、クリスマス前夜、止まっていた時間が流れ出す。


21歳の現役医大生が、圧倒的な筆力で青春時代の後悔とチャレンジを描き出すリアル感動作、誕生!

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著者紹介

2002年、東京生まれ。現在、慶應義塾大学医学部在学。2018年(15歳)、『探偵はぼっちじゃない』で第21回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し、翌年、KADOKAWAより同作で作家デビュー。2024年2月、5年ぶりとなる本書『八秒で跳べ』を文藝春秋より刊行。

WEB別冊文藝春秋 『八秒で跳べ』坪田侑也インタビュー

刊行に寄せて

小説でもバレーボールでも、自分が夢中になっていることを肯定する形で書きたかったし、何か意味がなくても好きなことに打ち込むということが、どうしても書きたかった。(坪田侑也)

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『八秒で跳べ』レビュー
(2024.4.19更新)

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☞ 第25回ボイルドエッグズ新人賞受賞/坪田侑也デビュー作『探偵はぼっちじゃない』

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