こちら文学少女になります
小嶋陽太郎
文藝春秋
2016年9月刊
定価・本体1750円+税
はい、漫画編集者の汗やら涙やら、変な汁まで、ほぼこの通りであります。
――田中純『ヤングジャンプ』元編集長
大手出版社入社一年目、「漫画嫌い」の山田友梨が配属されたのはなんと、男だらけの青年漫画誌「ヤングビート」だった。大物作家を激怒させ、長寿連載「解決屋一平」はまさかの終了。さらには童貞が主人公のエッチ漫画「いまだ、できず」の人気は急降下。雑誌を牽引する大ヒット作「キヨのひらく箱」には激しく心を動かされるものの、作者とは一回も会えない——編集失格の烙印を押される友梨の前に、ある日、かなり見覚えのある"あの子"が現れた。「ハロー、ユリちゃん」
ボイルドエッグズ新人賞受賞作家が放つ、イタくて深い、新感覚!青春感動物語。
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