Eggs Info 新着たまご情報

 

本ページでは、ボイルドエッグズが贈る作家諸氏の新刊近刊情報を案内します。定期的にアクセスし、最新情報にふれてください。ふだんは見えない、楽屋裏のここだけの話が飛び出すかもしれません。

Now On Sale―刊行中の全書籍

2000年1月26日〜7月14日のたまご情報

2000年8月1日〜11月28日のたまご情報

2001年2月11日〜6月6日のたまご情報

2001年6月23日〜9月15日のたまご情報

2001年11月5日〜12月17日のたまご情報

 

9月21日 三浦しをん 小説新潮に書き下ろし短篇!
  タイトル 結晶
  著者 三浦しをん
  雑誌 小説新潮10月号
  発売日 2002年9月21日(土)
   

「奥さん、いかがです。思い当たることがあったら、どんなことでもおっしゃってください」……

1通の怪文書に書かれていたことは、何人もの女と不倫にふける大学教授の衝撃的な姿だった――不可解な愛の迷路をサスペンスフルに描く、三浦しをんの新境地!

連作短編になる予定です。お見逃しなく!

     
 
9月4日 三浦しをん 「anan」に新連載コラム!
  タイトル カルチャーファイル
  著者 三浦しをん
  雑誌名 anan
  出版社 マガジンハウス
  掲載日 2002年9月4日(水)発売号より連載(月1回)
   

牛乳好きに希望の光がさす秋服の東京コレクション。しめしめ、骨太の時代か?

anan今週号より、カルチャーを扱うページでコラムの新連載が始まります。アートディレクターの佐藤可士和さん、モデルのKIKIさん、スーパースタイリストの祐真朋樹さんの4人が交代で執筆。ほぼ月1回の登場。

同誌には三浦しをんと小粒作家同盟結成中の「くらたま」こと倉田真由美さんの「極め!オンナ道」の新連載もあります。

     
 
8月20日 加藤 文

圧倒的な感動を呼ぶ新作、28日発売!

   
   

花よ、ひらけ!

戦後まもない横浜中華街に開いた小さな店を、中華街きっての名店として成功させた、ひとりの女性の半世紀にわたる物語。

  タイトル 花開富貴(かかいふうき)
  サブタイトル 横浜中華街繁盛記
  著者 加藤 文
  出版社 文藝春秋
  刊行 2002年8月28日
  定価 本体2095円+税
  判型・頁数 四六判上製・488頁
  内容

けっしてあきらめない。明日を夢みて、家族を信じ、人生を愛してきた。

 関帝廟で渡しそびれた赤い紙片には、

   花開富貴

 と金泥の文字が鈍く輝いている。
「すべてはここからはじまったの」
 王英は開店の日からずっと大切にしてきた祝儀袋を鳳玉に手渡した。
「女なんだもの、花を咲かせなくちゃ」

――終章より

     
 
7月20日 加藤 文 書き下ろし長篇第3弾は「細腕繁盛記」!
  タイトル 花開富貴(かかいふうき)
  サブタイトル 横浜中華街繁盛記
  著者 加藤 文
  出版社 文藝春秋
  刊行 2002年8月28日
  予価 本体2095円+税
  判型・頁数 四六判上製・488頁
  内容

戦後間もない横浜に美人で名高い女将がいた。名は王英という。中華街の一角に広東閣なる小さな料理店を開き、中華丼で評判をとる。ライバル店との熾烈な争い、娘の反抗、街を二分する大陸派と台湾派との対立――近くて遠い外国・横浜中華街を舞台に美貌の女将の過酷で凛とした生涯を描き、圧倒的な感動を呼ぶ、もう一つの「細腕繁盛記」。

わがボイルドエッグズきっての物語師・加藤文による待望の書き下ろし長篇第三作。

     
 
6月22日 三浦佑之 画期的訳業のすべてが、いま!
   
   

いま、あざやかに蘇る
日本誕生の物語

詳細な注釈、読みやすい語り言葉で綴られた
決定版現代語訳!

  タイトル 口語訳 古事記 〔完全版〕
  訳/注釈 三浦佑之(みうら・すけゆき)
  出版社 文藝春秋
  刊行 2002年6月26日(水)
  定価 本体3,333円(税別)
  判型/頁数 A5判上製/496頁
  装幀 坂田政則
  内容

なにもなかったのじゃ……、言葉で言いあらわせるものは、なにも。あったのは、そうさな、うずまきみたいなものだったかいのう。

我が国最古の冒険ファンタジーともいえる「古事記」の物語が、一人の怪しげな語り部によって語られてゆく画期的な現代語訳!

一家に一冊、古事記のすべてがわかる必携の話題作。ぜひ書店にてお買い求めを。

  著者Profile

三浦佑之(みうら・すけゆき):
千葉大学教授。上代文学、口承文芸研究専攻。著書に、『村落伝承論――「遠野物語」から』『浦島太郎の文学史』(五柳書院)、『昔話にみる悪と欲望』(新曜社)、『万葉びとの「家族」誌』(講談社選書メチエ)、『神話と歴史叙述』(若草書房)ほか多数。

ホームページ:神話と昔話 三浦佑之宣伝版

著者による読者支援サイト:本書に関する追加情報、より深く古事記を理解するための関連資料、口語訳や注釈の根拠となる論文・データを公開中。掲示板もあり。

     
 
5月17日 三浦佑之 文藝春秋80周年記念出版、予約受付開始
   
   

日本誕生の物語が画期的な現代語訳でいま、あざやかに蘇る!

全国主要書店にて予約受付中

  タイトル 口語訳 古事記 〔完全版〕
  現代語訳/注釈 三浦佑之(みうら・すけゆき)
  出版社 文藝春秋
  刊行 2002年6月下旬
  定価 本体3,333円(税別)
  判型 A5判上製
  特色

『古事記』のすべてを平易な語り口調で口語訳したもの。思わず声にして読んでみたくなる文体。
古事記研究の最前線に立った詳細な注釈が本文と同ページに付けられており、古代の言葉や物語の内容の理解を助ける。古事記に登場する動物・植物のイラスト入り。
充実した解説により、古事記成立の意図や経緯が理解できる。
地名・氏族名解説、系図、地図など豊富な付録により、本書一冊で古事記のすべてがわかる。
詳細な索引(神・人名、動植物、注釈事項・語彙)により、本文および注釈の検索が可能。

  著者Profile

三浦佑之(みうら・すけゆき):
1946年生まれ。成城大学文芸学部卒。同大学大学院博士課程修了。千葉大学教授。上代文学、口承文芸研究専攻。著書に、『村落伝承論――「遠野物語」から』『浦島太郎の文学史』(五柳書院)、『昔話にみる悪と欲望』(新曜社)、『万葉びとの「家族」誌』(講談社選書メチエ)、『神話と歴史叙述』(若草書房)ほか多数。

ホームページ:神話と昔話 三浦佑之宣伝版

 

刊行にあたって

 古事記を、誰もが読めるかたちで提供したいというのは以前からの念願であった。しかし、すでに多くの高名な作家たちによる現代語訳が出版されており、同じようなものを私が出しても意味はない。研究者である私自身の古事記の読みを鮮明にしながら誰もが読めるかたちはなにかと考えた。
 文字化以前、音声によって語り継がれてきたとされる古事記の原型を考えると語り口調の口語訳がふさわしいことに気づき、それに呼応して、本文とほぼ同じ分量を持ち、しかも最新の研究成果を盛り込んだ注釈、本文を読んだだけでは理解しにくい系譜部分をわかりやすく図示した系図など、さまざまな付録類が必要となり、予想もしない大部の書物となった。
 その結果として、本書一冊が手元にあれば、誰もが古事記のすべてを理解でき、原文に戻る必要などないという、私が思い描いていた理想の書物に近づけることができたと思う。古事記が伝えようとしている、古代の人々の考え方や生き方を、現代の読者の方々が聞きとる一助となれば幸いである。

――三浦佑之 

     
 
5月16日 三浦しをん

ミラクル・エッセイ、ついに発売!

   
   

気分は乙女、
妄想は炸裂。

週刊新潮も連載を緊急依頼!
小社、大注目の新鋭が綴る、
おかしな日常と夢見る世界。

  タイトル しをんのしおり
  著者 三浦しをん
  出版社 新潮社
  発売日 2002年5月22日(水)
  定価 本体1400円(税別)
  判型 四六判ソフトカバー
  装幀 新潮社装幀室
  装画・題字 羽田野由紀子
  内容

“漫画の王国”に生まれ、
小説家になった18歳(自称)。
バンドを追っかけ、上方へ、
ゆかいな仲間と朝まで語り、
妄想の楽園に遊んでは白熱。
そんな、こんなの毎日です。
落ち込みがちな朝と晩、
ヒマでマヒしそうな夕暮れどき、
眠い講義や会議のおともに最適。
笑いだしたら止まらない
ミラクルなエッセイ集。

     
 
4月15日 三浦しをん 「週刊新潮」でエッセイ新連載!
  タイトル 人生激場
  著者 三浦しをん
  雑誌名 週刊新潮
  出版社 新潮社
  掲載日 2002年4月24日(水)発売・ゴールデンウィーク合併号より毎週連載
   

連続ムネオ・スクープなどでいまやピュリッツァー賞間違いなし(?!)と意気上がる週刊新潮にて、いよいよわれらが三浦しをんの新連載が始まる! 「身のまわり半径2メートルで起こった日常のドラマ」を綴る爆裂エッセイだ。「しをんのしおり」の姉妹編とも言える内容なだけに、ファンには毎週見逃せない連載になるだろう。

月曜朝のコーヒータイムには「しおり」が、通勤、散髪、銀行での待ち時間のお供には、これからは「人生激場」がある! 日々の憂いを忘れさせてくれる爆裂ぶりに、乞うご期待!

     
 
3月16日 三浦しをん

彼女たちの秘密がついに明かされる

   
   
カトリック系女子高校に通う
17歳たち3人の
「秘めごと」のゆくえ。
  タイトル 秘密の花園
  著者 三浦しをん
  出版社 マガジンハウス
  発売日 2002年3月22日(金)
  定価 本体1400円(税別)
  判型 四六判上製
  装幀 中島かほる
  装画 落田洋子
  内容

この激情をどうやってやりすごそう。予備校で知り合った男子高校生とつきあっても、乾いた思いが晴れない那由多。先生に想いを抱き密かに付き合う「お嬢様」の淑子。そんなふたりを静かに見守る理知的な同級生の翠――丘の上のカトリック系女子高校を舞台に、17歳たち3人の「秘めごと」を描く書き下ろし長篇第四作。

かつてない衝撃を秘めた女子校小説が、いまここに。

     
 
3月12日 三浦しをん 「しをんのしおり」まるごと単行本化!
  タイトル しをんのしおり
  著者 三浦しをん
  出版社 新潮社
  刊行予定 2002年5月
  判型 四六判
   

本Boiled Eggs Online連載の「しをんのしおり」が、タイトルもそのままに単行本として刊行されます。爆裂エッセイとしては『極め道』(光文社知恵の森文庫)『妄想炸裂』(新書館)に続く第3弾。単行本用にブラッシュアップされた「しおり」をお楽しみに!

     
 
2月10日 三浦しをん

衝撃の書き下ろし長篇第四作まもなく

  タイトル 秘密の花園
  著者 三浦しをん
  出版社 マガジンハウス
  刊行予定 2002年3月
  判型 四六判上製
  装幀 中島かほる
  装画 落田洋子
  内容

この激情をどうやってやりすごそう。予備校で知り合った男子高校生とつきあっても、乾いた思いが晴れない那由多。先生に想いを抱き密かに付き合う「お嬢様」の淑子。そんなふたりを静かに見守る理知的な同級生の翠――丘の上のカトリック系女子高校を舞台に、17歳たち3人の「秘めごと」を描く書き下ろし長篇第四作。かつてない衝撃を秘めた女子校小説の傑作が、いよいよそのヴェールを脱ぐ! 期して待たれよ。

     
 
2月1日 三浦しをん WEB davinciに書き下ろし短篇!
  タイトル 骨片
  著者 三浦しをん
  媒体名 WEB davinci
  掲載日 2002年2月6日(水)、2月20日(水)
   

WEB davinciが毎月連載する女性作家書き下ろし短篇シリーズの第5回に、三浦しをんが登場。テーマは「あのころの宝物」。三浦しをんが描いた「宝物」とは。佳品と呼ぶにふさわしい珠玉短篇がまもなく読める!

     
 
1月25日 滝本竜彦 28日(月)、NHKの全貌が明らかに!
   
   

君は気づいているか?
悪の巨大組織「NHK」の正体を!

ひきこもり世代のトップランナー(自称)が放つ驚愕の
ノンストップひきこもりアクション小説!

  タイトル NHKにようこそ!
  著者 滝本竜彦
  出版社 角川書店
  発売日 2002年1月28日(月)
  定価 本体1700円+税
  判型 四六判ソフトカバー
  装幀 Gichi OHTSUKA
  装画 yoshitoshi ABe
  内容

俺は気づいてしまった。悪の組織NHKの存在を。俺が大学を中退したのも、無職なのも、今話題のひきこもりなのも、すべてがNHKの陰謀なのだということを。悪の組織を倒すその日まで、俺は雄々しく戦い抜く。

だが、そんな俺の目の前に、とある宗教団体から刺客が送られてきた。日傘を差した清楚な美少女、岬ちゃん。彼女はいったい何者なのか? エロスとバイオレンスとドラッグに汚染された俺たちの未来を救うのは、愛か勇気か、それとも友情か? 

驚愕のノンストップひきこもりアクション小説、ここに誕生!

  著者Profile

滝本竜彦(たきもと・たつひこ):
1978年、北海道生まれ。ひきこもりが高じて大学を中退し、輝かしい青春のひとときを フルスイングでドブに投げ捨てる。小説で人生の一発逆転を狙うものの、狭いアパートに 閉じこもったままの薄暗い日々は、いまだ終わる気配を見せない。2001年11月、第5回角川学園小説大賞特別賞受賞の『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』でデビュー。

長篇第二作になる本書は、Boiled Eggs Onlineに連載の同作品を単行本化にあたり大幅に加筆修正したものである。

     
 
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